高校3年の夏休み、タローたちのグループのひとり、陽子が北海道へと引越していく。しかし、おじいちゃんが急に「いきたくない」と言いだしたため、陽子は残って説得に当たることになった。陽子の寝泊まりするのはタローの家のとなり、屋根に板を渡し彼女は窓から入って来る。ある日、おじいちゃんが「北海道に行くよ」と言い出して・・・。

　監督は、ＰＦＦアワード'92グランプリ受賞作品「灼熱のドッジボール｣を制作、この作品が第２作となる。「思春期の少年少女が大人になる瞬間をこれほど的確に捉えた作品は、他にはちょっと思いつかない。" この窓 " は小さな窓かも知れないが、世界に向かって大きく向かって開かれた窓なのだ。」（ケン・アイズナー／米・バラエティー誌）「映画自体の清々しさにもかかわらず、これを見ている僕らは、ストリップを見るときのような気持ちになってしまう。僕は彼の開拓した映画のエモーショナルな表現の可能性に目から鱗が落ちる思いがした。」（ギャスパー・ノエ／映画監督）
　また、日本映画監督協会　新人賞を1995年に受賞。