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(ハル) 1996年3月9日公開 上映時間:118分 企画協力:ニューズ・コーポレイション 製作協力:トライアーツ 製作:光和インターナショナル 配給:東宝 |
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INTRODUCTION
速見昇(内野聖陽)は、(ハル)(ハやみのぼル、からとった)というハンドル・ネームで、パソコン通信の映画フォーラムにアクセスした。学生時代からアメリカンフットボール一筋に生きてきた彼にとって、腰を痛めて選手生活を断念した今は、自分を見失い、仕事も恋も、努力するしか道は残されていない毎日だった。 そんな(ハル)に電子メールで、励ましの言葉を送ってくれる人物が現れる。ハンドル・ネームは(ほし)。この年齢・性別・職業も分らない人物との不思議なメールのやりとりが始まる。 (ほし)は本名、藤間美津江(深津絵里)。盛岡に住む女性でありながら、パソコン通信では男性と偽っていた。 (ほし)は恋人を交通事故で失い、亡くなった恋人の友人や、職場で知り合った同じ境遇(恋人を失った)の男性(宮沢和史)から、次々と想いを告白されるが、気持ちの整理がつかないため、恋愛を拒み、仕事を転々とする毎日を送っていた。 通信を重ねていくうちに、お互いの顔を知らないまま、次第に本音を言い合える仲になっていく(ハル)と(ほし)。それは、(ほし)が女性と分かっても変わらなかった…。 ある日(ハル)は、映画フォーラムで(ローズ)(戸田菜穂)というエッチで挑発的な謎の女と知り合う。映画好きのガールフレンドと別れたばかりの(ハル)は、(ローズ)とデートを重ねるが、2人の仲は兄妹のようで、肉体関係には至らない。しかし、メールの内容は、相変わらず過激な内容だった。 パソコン通信を通して次第に、お互い前向きの生活を送り始めた(ハル)と(ほし)。そんなある日、仕事で盛岡に出張することになった(ハル)は、(ほし)に実際に会うことを提案する。しかし気持ちの整理がつかないのか、都合のつかないことを理由に(ほし)は線路脇の道から、新幹線に乗った(ハル)にハンカチを振るアイデアを提案する。 新幹線に乗った(ハル)、線路際の路上の(ほし)、お互いにビデオカメラのファインダー越しに、胸をときめかす一瞬は、あまりに短いものだった……。 Note ノベライズ 扶桑社文庫 (ハル)オリジナルサウンドトラック(CR-0003) キュールレコーズ |
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