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dead BEAT 1999年8月7日公開 上映時間:80分 製作/配給:GAGA communications 制作:excellent film 配給協力:Slow Learner |
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INTRODUCTION
めったに客のいないバー「bore」の経営者・柴田雅人(哀川翔)。ありふれた団地の一室に妻と娘の3人で静かな生活を送る柴田だが、裏では借金の返済に追われて盗難車の売買に手を染めていた。車を盗むのは、柴田とつるむ北川真(村上淳)の役割だった。 毎日を無気力に過ごす真は、とあるホテルの駐車場でいつものように1台のベンツを盗む。それがすべての始まりだった。 ベンツには、ボストンバックに詰められた大量の現金と、真っ赤なコートにくるまれ左目に眼帯をした若い女の死体が残されていたのだ。女は息を吹き返したが、記憶がないという。とりあえずエミと名乗るその女(真野きりな)は、真の家に居着いてしまう。 ある日、柴田の元に上村(根津甚八)と名乗る男が現われる。真が盗んだベンツは上村のもので、エミはその情婦だったのだ。ベンツに残されていた大量の現金は、上村が組織の金を横領したものだった。過去に人を殺したことのある元ヤクザの柴田は、上村に自分と同じ匂いを嗅ぎつける。この男には注意したほうがいい・・・危険を感じた柴田は真の部屋を訪れ、しばらく派手な行動を慎むよう忠告する。 しかしコトはすでに走り出していた。上村の現金を持ってエミと共に逃走する真、エミを追う上村、上村が横領した金を追う組織。「俺は暇のままでいい」と、客のいないバーに残る柴田の元に、逃走中のエミから電話が入る。 「ひとつ聞いてもいい? そこで何待ってんの?」。 眠っていたはずの熱い血のたぎりを抑えられなくなった柴田は店を飛び出し、ハンドルを握って走り出す。上村との対決はもはや避けられないものとなって、柴田に重くのしかかっていた。 |
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