INDEX 作品データ BACK

皆月
1999年10月23日公開
上映時間:114分
製作協力:(株)フィルム・シティ
製作:日活株式会社

CAST
諏訪憲雄:奥田瑛二
アキラ:北村一輝
由美:吉本多香美
我孫子:柳ユーレイ
荻原:斉藤 暁
高岡:篠原さとし
沙夜子:荻野目慶子
・・・その他
STAFF
製作総指揮:中村雅哉
企画:吉田 達
プロデューサー:角田 豊
:半沢 浩
ライン・プロデューサー:新津岳人
企画協力:植 木実
原作:花村萬月
脚本:荒井晴彦
撮影:石井浩一
照明:櫻井雅章
録音:西岡正巳
美術:山崎 輝
編集:島村泰司
音楽:遠藤浩二
スクリプター:永坂由起子
助監督:中村和彦
製作担当:黛 威久
キャスティング:窪田昭子

監督望月六郎
INTRODUCTION
 「みんな月でした。がまんの限界です。さようなら。」

 ある日、そんな謎だらけの手紙を残して妻が現金と預金通帳を持って失踪した。橋梁設計士の諏訪憲雄は、コンピューターおたくの冴えない四十男だ。複雑な力学計算の仕事に夢中になっていた彼にとって、見合い結婚した沙夜子が初めての女でもあった。子供はできなかったが、結婚生活は順調だと思っていた・・・。警察には届けないが、沙夜子を取り戻したいと願う諏訪に、沙夜子のヤクザ者の弟、アキラは協力を申し出た。沙夜子に会い、全てのケリをつけるため、三人はアキラの車で出発した。最初は諏訪の金を目当てに集ったアキラと由美だったが、今では家族のような存在になっていた。金沢で高岡が借金取りに追われ、彼の故郷「皆月」で目撃されたという情報を掴んだ三人。石川県能登半島の輪島にほど近い、「皆月」。その地名は、沙夜子の置手紙の「みんな月でした」という言葉に呼応していた・・・。
 諏訪、アキラ、由美は「皆月」に向かう。それぞれの答えを探し出すために。

Note
「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞を受賞した花村萬月の「皆月」の映画化である。「皆月」で第19回吉川英治文学新人賞を受賞しています。
脚本は、1997年『身も心も』で自らも監督デビューを果たした荒井晴彦が手がけている。



INDEX 作品データ BACK